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今回で8回目の「東京-北京フォーラム」を迎える訳ですが、今年は日中の国交正常化40周年ということもあり、我々のこの民間対話も8年目になりますので、毎年ある意味では相互の対話が熱心に率直に行われて、深みを増してきていると思います。私は今年あたり例年よりもある意味でもっとも重みのある、もっとも真剣な、もっとも多面的なディスカッションが行われるのではないかと期待しております。
ご承知の通り、日中は非常に難しい問題を抱えております。日本人にとっては領土の問題や海洋の問題などが気になるわけですけど、かといってやはり日中の経済関係は深まる一方ですし、お互いに相手なしにはやっていけないような深い親密な関係になっております。だから、問題があっても感情的にならずに真剣に、しかし深刻にならずに問題をクールな気持ちでお互いに議論を理性的な形で進める。それによって両国が抱える政治、経済、地方交流、メディア、それから一番難しいのですが安全保障の問題、その他についても忌憚ない議論を展開し、モノの見方が1つではないことを知り合うことによって、問題の大局的な解決のために一歩も二歩も前進出来るのではないかと私は期待しております。
ありがとうございました。
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