. 東京-北京フォーラム 公式サイト - 晩餐会

 「第10回 東京-北京フォーラム」の晩餐会は27日夜、ホテルオークラ東京で行われ、28日から2日間にわたって行われる日中間の民間対話の舞台が開幕しました。

140927_kudo.jpg まず、主催者挨拶で言論NPOの工藤泰志代表は、10回目の節目を迎えた今回のフォーラムについて、「特別な思いをもって臨むが、今、日中両国政府は関係改善に向けて、水面下で動いている。その動きを後押しするという強い覚悟でこのフォーラムの準備に取り組んできた」と熱く語りました。さらに、「この10年間、こだわり続けてきたのは『対話の力で困難を乗り越える』ことだった。明日から始まる対話でも大きな目的として追及していくべき」と、両国のパネリストら出席者に対して呼びかけました。

140927_akashi.jpg 続いて挨拶に立った日本側実行委員長の明石康・国際文化会館理事長は、「特にこの2、3年、日中関係は緊迫していたが、明るい兆しは見えつつある」との認識を示した上で、「この良い流れを確かなものにするために、我々は大きな役割を担っている」と今回のフォーラムの意義について述べました。
 さらに、「領土も歴史も確かに重要だ。しかし、それらにこだわるあまり、国民生活に直結している決定的に重要な問題がなおざりになっていないか」と問いかけ、「フォーラムでは謙虚に相手の声に耳を傾け、なるべく共通の答えを見つけ出していこう」と強調。「最終的な答えは政治指導者同士が出すが、彼らが『より賢い答え』を出すことができるような環境づくりを、我々民間がしていくべきだ」と主張しました。
 最後に明石氏は、「日中関係、アジア、世界の問題について該博な知識と経験を持つフォーラムの参加者たちが懸命に議論することで、日中関係のみならずアジアと世界の問題により良く、より深い答えを見つけ出すことができると信じている」と述べ、28日から始まる日中対話に大きな期待を寄せました。

140927_gao.jpg 中国側主催者である中国日報社の高岸明・副総編集長は、これまでの10年間を振り返りつつ、「このフォーラムは中日関係が厳しい中でも絶えず発展し、中日間におけるもっとも重要な公共外交の場となった」と挨拶で話しました。その上で、「今の中日関係はフォーラムが始まった2005年よりも厳しさを増しているという指摘もある。だからこそ、今回は2006年の第2回フォーラムと同様に、中日関係の好転のきっかけとなるような役割を果たしていくべきだ」と語りかけました。

 乾杯の挨拶で登壇した元外相で明治大学国際総合研究所特任教授の川口順子氏は、「日本と中国は隣国でありながら、お互いに相手のことを分かっていないことが多い。この対話が、分からないことを少しでも分かるようにすることに役立つよう願っている」と語りました。
また、「日中関係改善は両国のためだけでなく世界のためでもある。日中関係がうまくいけば、両国のみならず世界に対しても大変大きな貢献をしていくことができるようになる。この対話がそのための大きな後押しをすることになれば素晴らしい」と述べました。

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140927_cho.jpg 中国側パネリストを代表し、「東京-北京フォーラム」の生みの親の一人でもある趙啓正・中国人民大学ジャーナリズム学院院長は、過去10年間の総括として、「このフォーラムには強い生命力がある。それは、このフォーラムに集った中日の数多くの有識者が皆、高い志の持ち主だからだ。この彼らの志こそが中日関係の改善、強化の礎となっている」と称賛。
 さらに趙氏は、「フォーラムでは毎回テーマ設定の的を絞って、参加者が誠意をもって議論し、多くの実務的で実行可能な提案をしてきた」とこれまでの成果について言及し、「これまでの10年は様々なことを成し遂げた『名誉の10年』だった。次の10年は『夢の10年』にしていこう」と出席者に呼びかけて、挨拶を締めくくりました。
 

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 この後、「東京-北京フォーラム」財務委員長の副島利宏・元三井物産副社長が、今回のフォーラムを開催するにあたって、日本側は48社の企業・団体の支援を受けていると、多くの支援者への謝意を示しました。



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 最後に、元駐中国特命全権大使で、宮本アジア研究所代表の宮本雄二氏が、「この晩餐会会場の和やかな雰囲気を見ると、今回のフォーラムも良いスタートを切れたようだ。この調子で明日からの対話を是非成功させよう」と晩餐会を締めくくりました。


 28日から始まる「第10回 東京-北京フォーラム」の対話の模様は、言論NPOのホームページに随時アップしていきます。また、USTREAMにて9月28日、29日の両日、インターネットにて中継を行います。日中間の民間外交の最前線の議論をぜひご覧ください。

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