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工藤 泰志(認定NPO法人言論NPO代表)
今回のフォーラムは、階段を1つ上がったなと感じました。このフォーラムは2005年に冷え込んだ日中関係の中で議論を進めていこうということで始まったものです。今回は議論の質を上げることと、会場の声を大事にすることを意識したが、ほとんどの分科会が満員で議論が行われた。このフォーラムも今回で6年目となり、継続することは大事であり、かなりいい段階にきたのではないかと思います。しかし、現状に満足するのではなく、常に前進しなければならない。来年に向けての次の一歩を、中国日報とやっていきたいと思います。
高 岸明氏(中国日報社編集委員会委員、秘書長)挨拶
今回のフォーラム開催にあたり、2000名ほど来賓の方々がいらっしゃいました。今年のテーマ「アジアの未来と日中の責任」の下、政治・経済・メディア・地方・安全保障という5つの分科会で、率直に意見を交換し合い、多くの建設的な意見が出ました。会場ではとても活発に議論を行い、現場はとても暑い雰囲気でした。この8月の末の東京の天気のように暑く、どんなに硬い氷でも溶けないわけがないだろうと思います。
また、中国と日本の間に存在している多くの問題を発見し、それをさらに深く分析して建設的な意見を出すことができました。これは、皆様の知恵のぶつかりでもあるし、思想の交流でもあると思う。このすばらしい交流ができたのは、このフォーラムがあったからではないかと思います。そして、皆様のおかげで、この東京‐北京フォーラムは本当にハイレベルで新しいアイディアに溢れ、充実したフォーラムとなりました。東京-北京フォーラムは交流の場として、様々な話題と意義ある意見が出され、中日関係の改善に独特な役割を果たしたといえます。
この美しい東京で、多くのご来賓のすばらしい発言を聞き、非常に勉強になりました。第6回 東京-北京フォーラムが成功裡に開催されたことに大変嬉しく思っています。日本から離れるというさびしい気持ちもあり複雑ですが、しかし一番言いたいのは「感謝」です。ご来賓の皆様、参加者の皆様、また言論NPOのスタッフと実行委員会の皆様の努力がないと、このすばらしいフォーラムが開催することができなかったと思います。そして中国駐日本国大使館、中国人民対外友好協会等ご後援くださった皆様に感謝を申し上げたい。またメディア関係者の皆様にも感謝を申し上げたいと思う。そして、同時通訳の皆様とボランティアの皆様とホテルのスタッフにも感謝を申し上げたいと思う。
中国ではある古い言葉があります。「千言万語は一つの言葉になる」という言葉があります。私はたくさんのお話をしたいが、ここでは一言で挨拶を終わらせたいと思う。
それは「謝謝」です。ありがとうございました!Thank You!
言論NPOは2001年に設立、2005年6月1日から34番目の認定NPO法人として認定を受けています。(継続中) また言論NPOの活動が「非政治性・非宗教性」を満たすものであることを示すため、米国IRS(内国歳入庁)作成のガイドラインに基づいて作成した「ネガティブチェックリスト」による客観的評価を行なっています。評価結果の詳細はこちらから。