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8月30日18時過ぎより、ザ・プリンスパークタワー東京にて、本日開催された「第6回東京‐北京フォーラム」のレセプションが開催されました。
まず、総合司会である工藤泰志(言論NPO代表、日本側運営委員長)から開会の挨拶がありました。その中で工藤は「こんなに大勢の人が来てくれたのは初めてです。2005年から始め、よくここまで来たと思います。さらにこれに満足することなく、私達はこのフォーラムをより成功させたい」と話し、感謝の意を伝えるとともに、抱負を述べました。次に加藤紘一氏(衆議院議員)から挨拶があり、自身が参加した政治対話について、去年と比べて白熱した議論ができたことを向上した点として挙げました。
続いて李肇星氏(全国人民代表大会外事委員会主任委員)は「今回のフォーラムで、私たち中日両国民は、良い隣人、良い友人、良いパートナーであることを実感した」と述べ、さらに「このフォーラムは職業に関係なく議論をし、中日友好の発展のために必ず成果をもたらすと考えていて、今後両国民の関係がいつまでも続くようにと願っている」と強調し、挨拶を締めくくりました。そして、山田啓二氏(京都府知事)による乾杯の音頭とともに歓談に移りました。
歓談の後、趙啓正氏(中国人民政治協商会議全国委員会外事委員主任)から中国の若いジャーナリストに対し、「みなさんは今の日本を見て、60年前とは違う視点から日本を観察しなければならない」と強調しました。さらに10回のフォーラムすべてに参加したいと意気込みを述べました。続いて日本側から玄葉光一郎氏(民主党政策調査会会長)が、アジアに先駆けて少子高齢化の解決を行うことと、世界に先駆けて地球環境問題の解決を行うことを日本の課題として挙げ、さらにこれらは今後の中国の課題でもあるので、両国で議論を深めていく必要性があると次回のフォーラムに向けての指針を示しました。
次に夏徳仁氏(遼寧省委員会常務委員、大連市委員会常任書記)、北橋健治氏(北九州市長)、黄星原氏(中国人民外交学会秘書長)からフォーラムに対する謝辞があり、引き続き明石康氏(財団法人国際文化会館理事長、元国連事務次長)が「激しい議論を互いに冷静にできたのは相互理解のはじまりだと思っている」と今回のフォーラムの感想を述べました。その後、李薇氏(中国社会科学院日本所所長、教授)、安斎隆氏(株式会社セブン銀行代表取締役会長)が閉会の挨拶をし、本フォーラムのレセプションは終了しました。
言論NPOは2001年に設立、2005年6月1日から34番目の認定NPO法人として認定を受けています。(継続中) また言論NPOの活動が「非政治性・非宗教性」を満たすものであることを示すため、米国IRS(内国歳入庁)作成のガイドラインに基づいて作成した「ネガティブチェックリスト」による客観的評価を行なっています。評価結果の詳細はこちらから。