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全体会議④:基調講演 ゲスト挨拶(中国・夏氏)

夏徳仁氏(大連市党委員会書記):

 皆様、おはようございます。
 世界が協力して金融危機と闘うという時期に、このフォーラムを開くこととなりました。初めての地方都市開催で、美しい大連市で開催できることを嬉しく思います。皆様のご来訪に対しても歓迎の意を申し述べます。世界金融危機がテーマですが、これは皆様の関心の高さをあらわしています。議論を通じて、各分野での交流を強化し、理解と友情を深めていきたいと思います。

 両国は世界において非常に重要な国です。中日関係は、双方にとり、最も重要です。国交正常化以来、いろいろな交流を行ってきました。貿易や対外投資などです。しかし、両国の貿易と投資額は、危機のため急速に縮みました。両国が双方の強みを生かし、問題を解決し、共同で内需を拡大し、成長への道を見出していくことが課題です。

 大連は、日本と関係が深いところです。大連は北方の重要な都市で、東北の玄関口、連結点となっています。大連と日本と、双方の理解と友情を深めています。毎年、大連に多くの日本の観光客が訪れます。日本語の人材も多く育成しています。IT関係の交流も深いです。世界経済危機では、大連も大きな影響を受けました。輸出量や生産量が減少した企業も多いです。しかし、内需拡大への構造調整などの措置をとり、金融危機の影響から脱出しつつあります。

 そして、今年の今までの地域の成長は13%もあります。失業率も2.8%と低いです。統計によれば、今年は14%の成長が可能と思われています。経済ベルト地帯の開設をし、大連がその主体となっています。国家の発展戦略に入っています。

 今後も金融危機を克服し、大連の発展を進め、日本との交流を進めてていきます。そこで私は以下のように提案したいと思います。

 まず第1に、共同で貿易の成長を提案します。貿易は経済に影響する重要な要素です。国際競争力を高める必要があります。相互補完性を生かして、日本企業の移転などを進めていきたいと思います。

 第2に、共同的に新しい産業を育成することです。新興産業を生み出すということです。共同で潜在力をもつ領域で、低炭素経済などを発展させていきます。日本はグリーンな経済で、進んだ技術を持っています。中国は環境産業でも一定の基礎があります。大連は環境保全の任務で重要な役割を担っています。

 第3に、サービス業の協力の強化です。現代サービス業の発展がこれからは重要です。物流、IT、金融などです。

 第4に、各自治体との交流を進めていくことです。これからも、日本自治体との友好関係を発展させていきます。大連と北九州市は、エコタウンへの覚書を調印しました。

 このフォーラムがその機会となり、積極的な役割を果たしていきます。フォーラムの成功をお祈りいたします。

カテゴリ: 2009年 第5回