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佐々木 元 日本電気株式会社取締役会長
1961年東京大学大学院数物系研究科修了後、日本電気株式会社に入社。取締役支配人、常務、専務、代表取締役副社長を歴任。99年代表取締役会長を経て、2008年より現職。
他に00-08日本経団連ヨーロッパ地域委員会共同委員長。07年から情報処理学会長他要職多数。
世界において中国と日本が政治・経済の面で占める重みは非常に大きくなってきています。両国が互恵互利の精神に基づいて両国間の関係を一層発展させていくことが、日中のみならず世界にとっても好ましいことでしょう。また、いかにITが発達した時代であっても、お互いに同じ空気を共有する場で、真摯な議論を行うことは深い意義があることです。
その意味で、マスコミから政界、財界まで、両国の幅広い参加者が意見交換をする、この第4回東京-北京フォーラムの重要性は一層高まってきていると考えています。
両国の政府間関係は、このフォーラムがスタートした3年前と比較して改善に向かっています。しかしながら、民間の交流はまだ十分とは言いがたく、政府間関係をめぐっても様々な動きがあります。重要なことは、関係者が定期的に議論を継続していくことです。
北京オリンピックも成功裡のうちに終了し、中国側も達成感を持っている時期でしょう。両国の将来的な発展を固めていく上でヒントになるような建設的な議論がなされることを期待しています。
言論NPOは2001年に設立、2005年6月1日から34番目の認定NPO法人として認定を受けています。(継続中) また言論NPOの活動が「非政治性・非宗教性」を満たすものであることを示すため、米国IRS(内国歳入庁)作成のガイドラインに基づいて作成した「ネガティブチェックリスト」による客観的評価を行なっています。評価結果の詳細はこちらから。